アルミニウムの規格では、鋳造 アルミニウム合金・鍛造アルミニウム合金の呼称に4桁の索引システムが使用されています。

これらアルミニウムの2種類の分類は、調質記号と化学組成に基づいてより細分化することが可能です。

純アルミニウムは、広範な物性・力学的特性を生み出すために、他の金属に混ぜ込まれて使用されます。合金元素はアルミニウム合金を、熱処理可能かそうでないかの2種に分類します。

多くのアルミニウムの規格の分類は以下のとおりです

  • 1桁目ー主要な合金抗生物質(複数の場合もあります)
  • 2桁目ー初期合金の種類
  • 3桁目、4桁目ー潜在的な合金の種類(数は意味を持ちませんがこれは特有のものです)

鍛造アルミ規格。 鍛造合金のグループは以下のように示されます。 1XXX-純Al(99.00パーセント以上)、2XXX-AL-Cu合金、3XXX-Al-Mn系合金、4XXX-Al-Si系合金;5XXX-Al-Mg合金、6XXX-Al-Mg-Si合金。

鋳造アルミ規格。鋳造アルミニウム合金の規格と呼称システムはいくつかの点で鍛造合金の規格のものと類似しています。鋳造合金の呼称システムもまた4桁の数字を持っており、最初の桁は、主要な合金成分を示しています。ただし、小数点は、3番目と4番目の桁の間で鋳物(0)または鋳造インゴット(1,2)の形で合金を識別するために使用される呼称であることを明確にするために使用されます。

数値呼称の前の文字は元合金の修正や不純物限界を示しています。 これらの文字群は、Aで始まる連続したアルファベットの流れの中で割り当てられていますが、I・O・Q・Xは省かれています。Xは実験合金のためにとってあります。鋳造合金グループは以下のとおりです:1xx.xーPure Al(99.00%以上)、2xx.x Al-Cu合金、3xx.x Al-Si+ Cu及び/又はMg、4xx.x Al-Si、5xx.x Al-Mg、7xx.x - Al-Zn、8xx.x-AL-Sn、9xx.x-Al+他の元素と6xx.xの使用されていないシリーズ。

アルミニウム合金質別呼称システム。 アルミニウムは他の材料特性に大きな影響を与えるため、その規格にとって質別はとても重要です。この質別呼称システムは、様々な質別を製作するために行われる、機械的処理、熱処理、またはその両方の結果に基づいています。この質別呼称は常に、呼称と、合金呼称に続く質別との間のハイフンを入れた形で提示されます(例えば0500:1998、2014-T6、3003-H14、1350-H19(追加硬化)等)。質別呼称の最初の性質は、それに施された処理を示す最初の大文字で判断できます。例えば、Fは成形、Oはアニール、Hはひずみ硬化、Wは熱処理、TはF,O,Hよりもさらに安定した質別を生み出す処理です。質別呼称は非熱処理合金か熱処理合金かで異なることに注意してください。その意味を以下で説明します。

非熱処理アルミニウム合金。 常に文字"H"の後に2桁または3桁の数字が続きます。最初の桁は次のように質別を取得するために使用される特定のメソッドを示します:H1はひずみ硬化のみ、H2はひずみ硬化の後部分的にアニール、H3はひずみ硬化の後に安定化、をそれぞれ意味しています。質別は2桁目に以下のように示されます:2-1/4ハード、4-1/2ハード、6-3/4ハード、8フルハードと標準的な方法の変更を示す数字を追加することで示される9エキストラハードがあります。比熱処理合金は主に1XXX、3XXX、4XXX、また主要な合金元素ではない組み合わせの5XXX合金シリーズに記載されています。

熱処理アルミニウム合金 (例えば、F、OまたはT)。文字"T"は常に1桁以上の数字の後に続きます。これらの数字は安定した質別を生成するために使用された方法を示しています。それを以下に示します。T3は溶体化処理後に冷やし、T4は溶体化処理後に自然に熟成させ、T5は人為的な熟成のみを行い、T6は溶体化処理後に人為的な熟成等を行ったものです。熱処理合金は主に2XXX、6xxxおよび7xxxシリーズに記載されています。

Total Materiaデータベースは広範囲に及ぶ金属特性を一体化され検索可能なデータベースに取り入れることで瞬時にしてかつ容易に 機械的特性, 化学成分, 相互参照表などの閲覧を行うことができます。これにより他に類を見ないほどの豊富な情報を得る事が出来ます。下のボタンをクリックするとTotal Materia データベースのお試し体験をしていただけます。