JIS鋼の規格とJIS規格の表示方法

JIS鋼の規格は日本の産業基準を推進することを目的とし日本工業標準調査会(JISC)によって展開しています。規格は最初にJISがついて始まりその後に一つのアルファベットの文字が付きます。そのアルファベットの文字は部門別を表し、その後に4桁の数字が続きます。JISの部門と重要な規格は:

  • A - 土木建築
  • B - 機械工学
  • C - 電子電気工学
  • D - 自動車工学
  • E - 鉄道工学
  • F - 造船
  • G - 鉄鋼材料、金属学
  • H - 非鉄材料、金属学
  • K - 化学工業

日本のJIS鋼は広くアジア、太平洋地域で用いられております。 JIS鋼の仕様は韓国、中国、台湾などの他の国の国家規格のベースとして頻繁に使われてきました。

例 1: JIS G3445 STKM11A は低炭素管のJIS鋼で成分は0.12%C, 0.35%Si, 0.60%Mn, 0.04%P, 0.04%Sを含んでいます。

例 2:  JIS G4403 SKH12( AISI T1Grade)はタングステン高速工具JIS鋼で成分は0.73-0.83%C, 3.8-4.5%Cr, 0.4%Mn, 0.4%Si, 0.8-1.2%V and 17-19%Wを含んでいます。

ステンレス鋼に関しては日本は一般的にAISIの付番方式を採用しており、例えば SUS 304 は304タイプのステンレス鋼に相当します。SUHは耐熱合金を示し、SUH310のように表します。SCS,SCHはステンレス鋼鋳造に使われます。一般的にSUSの最初の”S”はSteelを表し、”u”は”USE"(特別な用途)それに二番目の”S”は”Stainless"を表します。

下のリンクをクリックするとカテゴリ-に対するJIS規格が御覧いただけます:

鉄、構造建設鉄鋼、ステンレス鋼、被覆鋼

鋳物、鍛造品、溶接・フィーラ材、粉末冶金/焼結材料



Total Materiaデータベースは広範囲に及ぶ金属特性を一体化され検索可能なデータベースに取り入れることで瞬時にしてかつ容易に 機械的特性, 化学成分, 相互参照表などの閲覧を行うことができます。これにより他に類を見ないほどの豊富な情報を得る事が出来ます。下のボタンをクリックするとTotal Materia データベースのお試し体験をしていただけます。

JIS鋼の規格及び同等規格は1箇所にあります: Total Materia

Total Materiaデータベースで義されるJIS鋼の規格仕様に関する情報や、規格の現在の状況、定義されている材料は一回クリックするだけで探すことができます。

JIS規格の基準を検索

結果リストには900項目以上JIS金属の規格が含まれております。含まれる内容は:規格の内容、最新版発行年、現状(有効、差し替え等)、規格に定義されている材料へのホットリンク 。

JIS規格の基準を検索

材料のリンクをクリックするだけで選択された規格によって定義された金属材料のリストが御覧頂けます。この例ではJIS鋼 Z3221 (2008)を見ます。

JIS規格の基準を検索

材料のリストからはそれぞれの材料の詳細な特性と相当品材料を見る事が出来ます。

JIS規格の基準を検索