概要:
規格仕様記号は最初にJIS記号から始まり、続いて続いて一つのアルファベットの文字が付きます。そのアルファベットの文字は部門別を表し更に4桁の数字が続きます。日本のJIS鋼の規格は広くアジア、太平洋地域で用いられています。JIS鋼の仕様は韓国、中国、台湾など他の国の国家規格のベースとして頻繁に使われてきました。

JIS鋼の規格は日本の産業基準を推進することを目的とし日本工業標準調査会(JISC)によって展開しています。下の表には下記材料カテゴリーの規格が記載されてます

  • 鋳造
  • 鍛造品
  • 溶接用材料
  • 粉末冶金/焼結材料

 

JIS規格識別に関する詳細についてはJIS規格識別方法を参照願います

下の規格表は幅広いさまざまな材料とそれらの応用についてのもので、それらのいくつかは:

  • 圧力容器用焼き入れ焼き戻し合金鋼鍛造品
  • 耐食、耐熱超合金鋼板、棒鋼
  • 高温高圧容器用高強度クロム-モリブデン合金鋼鍛造品

です。

 

規格番号 最終バージョン 説明 ステータス
B 0403 1995 鋳造品 ― 寸法公差方式及び削り代方式  
B 0407 1978 鋳鉄品普通許容差 JIS B 0403:1995 と入れ替え
B 0412 1978 鋳鋼品普通許容差 JIS B 0403:1995 と入れ替え
B 0703 1987 鋳造品の丸み  
B 2031 1994 ねずみ鋳鉄弁  
F 2002 1976 鋳鉄製かんぬき形制鎖器 1999年撤回
F 2003 1995 鋳鉄製デッキエンドローラ 1999年撤回
F 2015 1987 鋳鋼製かんぬき形制鎖器 JIS F 2031:1998 と入れ替え
F 2019 1979 鋳鉄製小形デッキエンドローラ 1999年撤回
F 3058 1996 鋳鋼立形ストーム弁  
F 3060 1996 鋳鋼ねじ締め立形ストーム弁  
G 0307 1998 鋳鋼品の製造,試験及び検査の通則  
G 0585 2002 鋳鋼品の放射線透過検査  
G 5101 1991 炭素鋼鋳鋼品  
G 5102 1991 溶接構造用鋳鋼品  
G 5111 1991 構造用高張力炭素鋼及び低合金鋼鋳鋼品  
G 5121 2003 ステンレス鋼鋳鋼品  
G 5122 2003 耐熱鋼及び耐熱合金鋳造品  
G 5131 2008 高マンガン鋼鋳鋼品  
G 5151 1991 高温高圧用鋳鋼品  
G 5152 1991 低温高圧用鋳鋼品  
G 5201 1991 溶接構造用遠心力鋳鋼管  
G 5202 1991 高温高圧用遠心力鋳鋼管  
G 5501 1995 ねずみ鋳鉄品  
G 5502 2001 球状黒鉛鋳鉄品  
G 5503 1995 オーステンパ球状黒鉛鋳鉄品  
G 5504 2005 低温用厚肉フェライト球状黒鉛鋳鉄品  
G 5510 1999 オーステナイト鋳鉄品  
G 5511 1991 鉄系低熱膨張鋳造品  
G 5525 2000 排水用鋳鉄管  
G 5703 1988 白心可鍛鋳鉄品 JIS G 5705:2000 と入れ替え
G 5704 1988 パーライト可鍛鋳鉄品  
G 5705 2000 可鍛鋳鉄品  
G 5903 1975 鋳造ショット及びグリット  

 


 

鍛造品

 

規格番号 最終バージョン 説明 ステータス
B 0415 1975 鋼の熱間型鍛造品公差(ハンマ及びプレス加工)  
B 0416 1975 鋼の熱間型鍛造品公差(アプセッタ加工)  
B 0418 1999 自由鍛造品の取り代  
B 0706 1987 熱間・温間型鍛造品の丸み  
B 5013 1994 プレス型用鋳鉄製ダイセット 2001年撤回
G 0306 1988 鍛鋼品の製造,試験及び検査の通則  
G 3201 1988 炭素鋼鍛鋼品  
G 3202 1988 炭素鋼鍛鋼品  
G 3203 1988 高温圧力容器用合金鋼鍛鋼品  
G 3204 1988 圧力容器用調質型合金鋼鍛鋼品  
G 3205 1988 低温圧力容器用鍛鋼品  
G 3206 1993 高温圧力容器用高強度クロムモリブデン鋼鍛鋼品  
G 3214 1991 圧力容器用ステンレス鋼鍛鋼品  
G 3221 1988 クロムモリブデン鋼鍛鋼品  
G 3222 1988 クロムモリブデン鋼鍛鋼品  
G 3223 1988 鉄塔フランジ用高張力鋼鍛鋼品  
G 3251 1988 炭素鋼鍛鋼品用鋼片  
G 3545 1991 冷間圧造用ボロン鋼線 JIS G 3508-2:2005 と入れ替え
G 4315 2000 冷間圧造用ステンレス鋼線  
G 4319 1991 ステンレス鋼鍛鋼品用鋼片  
G 4320 2003 冷間成形ステンレス鋼形鋼  
G 4321 2000 建築構造用ステンレス鋼材  
G 4322 2008 鉄筋コンクリート用ステンレス異形棒鋼  
G 4901 1999 耐食耐熱超合金棒  
G 4902 1991 耐食耐熱超合金板  
G 4903 2008 配管用継目無ニッケルクロム鉄合金管  
G 4904 2008 熱交換器用継目無ニッケルクロム鉄合金管  

 


 

溶接用材料

 

規格番号 最終バージョン 説明 ステータス
G 4316 1991 溶接用ステンレス鋼線材  
Z 3252 2001 鋳鉄用被覆アーク溶接棒  
Z 3322 2002 ステンレス鋼帯状電極肉盛溶接材料  
Z 3422-1 2003 金属材料の溶接施工要領及びその承認 ― 接施工法試験―1部:鋼のアーク溶接及びガス 溶接並びにニッケル及びニッケル合金のアーク溶接  

 


 

粉末冶金/焼結材料

 

規格番号 最終バージョン 説明 ステータス
H 2601 1983 鉄粉 2000年撤回
Z 2500 2000 粉末や(冶)金用語  
Z 2501 2000 焼結金属材料 ― 密度,含油率及び開放気孔率試験方法  
Z 2502 2000 金属粉 ― 流動性試験方法  
Z 2503 2000 粉末や(冶)金用金属粉 ― 試料採取方法  
Z 2550 2000 焼結金属材料 ― 仕様  

 

Total Materiaデータベースは広範囲に及ぶ金属特性を一体化され検索可能なデータベースに取り入れることで瞬時にしてかつ容易に 機械的特性, 化学成分, 相互参照表などの閲覧を行うことができます。これにより他に類を見ないほどの豊富な情報を得る事が出来ます。下のボタンをクリックするとTotal Materia データベースのお試し体験をしていただけます。