概要:
規格仕様記号は最初にJIS記号から始まり、続いて一つのアルファベットの文字が付きます。そのアルファベットの文字は部門別を表し更に4桁の数字が続きます。日本のJIS鋼の規格は広くアジア、太平洋地域で用いられています。JIS鋼の仕様は韓国、中国、台湾など他の国の国家規格のベースとして頻繁に使われてきました。

JIS鋼の規格は日本の産業基準を推進することを目的とし日本工業標準調査会(JISC)によって展開しています。下の表には下記材料カテゴリーの規格が記載されてます。

  • 構造用鋼と建築用鋼
  • ステンレス鋼
  • 塗覆装鋼

JIS規格識別に関する詳細についてはJIS規格識別方法を参照願います

下の規格表は幅広いさまざまな材料とそれらの応用についてのもので、それらのいくつかは:

  • 自動車産業特定用途向け熱間圧延鋼板
  • 水道系用の塗覆装鋼管
  • バネ製品向けステンレス鋼帯及び線

です。

 

規格番号 最終バージョン 説明 ステータス
B 2031 1994 ねずみ鋳鉄弁  
B 2051 1994 可鍛鋳鉄10 Kねじ込み形弁  
G 2201 2000 製鋼用銑  
G 2202 2000 鋳物用銑  
G 5501 1995 ねずみ鋳鉄品  
G 5502 2001 球状黒鉛鋳鉄品  
G 5503 1995 オーステンパ球状黒鉛鋳鉄品  
G 5504 2005 低温用厚肉フェライト球状黒鉛鋳鉄品  
G 5510 1999 オーステナイト鋳鉄品  
G 5526 1998 ダクタイル鋳鉄管  
G 5702 1988 黒心可鍛鋳鉄品 JIS G 5705:2000 と入れ替え

 


 

構造用鋼と建築用鋼

 

規格番号 最終バージョン 説明 ステータス
G 3111 2005 再生鋼材  
G 3113 2006 自動車構造用熱間圧延鋼板及び鋼帯  
G 3114 2008 溶接構造用耐候性熱間圧延鋼材  
G 3115 2005 圧力容器用鋼板  
G 3116 2005 高圧ガス容器用鋼板及び鋼帯  
G 3117 1991 鉄筋コンクリート用再生棒鋼  
G 3118 2005 中・常温圧力容器用炭素鋼鋼板  
G 3124 2009 中・常温圧力容器用高強度鋼鋼板  
G 3125 2004 高耐候性圧延鋼材  
G 3126 2009 低温圧力容器用炭素鋼鋼板  
G 3128 1999 溶接構造用高降伏点鋼板  
G 3132 2005 鋼管用熱間圧延炭素鋼鋼帯  
G 3134 2006 自動車用加工性熱間圧延高張力鋼板及び鋼帯  
G 3135 2006 自動車用加工性冷間圧延高張力鋼板及び鋼帯  
G 4052 2008 焼入性を保証した構造用鋼鋼材(H鋼)  
G 4802 2005 ばね用冷間圧延鋼帯  

 

ステンレス鋼

規格番号 最終バージョン 説明 ステータス
G 3214 1991 圧力容器用ステンレス鋼鍛鋼品  
G 3446 2004 機械構造用ステンレス鋼鋼管  
G 3446 2004 機械構造用ステンレス鋼鋼管  
G 3447 2004 ステンレス鋼サニタリー管  
G 3447 2004 ステンレス鋼サニタリー管  
G 3448 2004 一般配管用ステンレス鋼管  
G 3459 2004 配管用ステンレス鋼管  
G 3459 2004 配管用ステンレス鋼管  
G 3463 2006 ボイラ・熱交換器用ステンレス鋼鋼管  
G 3463 2006 ボイラ・熱交換器用ステンレス鋼鋼管  
G 3550 2003 構造用ステンレス鋼ワイヤロープ  
G 3550 2003 構造用ステンレス鋼ワイヤロープ  
G 3557 2004 一般用ステンレス鋼ワイヤロープ  
G 3557 2004 一般用ステンレス鋼ワイヤロープ  
G 3601 2002 工業自動化システム-製造メッセージ仕様-プロトコル仕様  
G 4303 2005 ステンレス鋼棒  
G 4304 2005 熱間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯  
G 4305 2005 冷間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯  
G 4308 1998 ステンレス鋼線材  
G 4309 1999 ステンレス鋼線  
G 4311 1991 耐熱鋼棒  
G 4312 1991 耐熱鋼板  
G 4313 1996 ばね用ステンレス鋼帯  
G 4314 1994 ばね用ステンレス鋼線  
G 4317 2005 熱間成形ステンレス鋼形鋼  
G 4318 1998 冷間仕上ステンレス鋼棒  
G 7222 2003 圧力用継目無鋼管 ― 技術的受渡条件 ― 第4部:オーステナイトステンレス鋼管  
G 7226 2003 圧力用溶接鋼管 ― 技術的受渡条件 ― 第6部:長手溶接オーステナイトステンレス鋼管  
G 7602 2000 ばね用ステンレス鋼 ― 第1部:線  
G 7604 2000 ニッケル及びニッケル合金棒  
G 7605 2001 ニッケル及びニッケル合金の厚板,薄板及び帯  

 


 

塗覆装鋼

 

規格番号 最終バージョン 説明 ステータス
G 3302 2007 溶融亜鉛めっき鋼板及び鋼帯  
G 3312 2008 塗装溶融亜鉛めっき鋼板及び鋼帯  
G 3313 2007 電気亜鉛めっき鋼板及び鋼帯  
G 3314 2006 溶融アルミニウムめっき鋼板及び鋼帯  
G 3315 2008 ティンフリースチール  
G 3317 2007 溶融亜鉛-5%アルミニウム合金めっき鋼板及び鋼帯  
G 3318 2008 塗装溶融亜鉛-5%アルミニウム合金めっき鋼板及び鋼帯  
G 3320 1999 塗装ステンレス鋼板  
G 3321 2007 溶融55%アルミニウム-亜鉛合金めっき鋼板及び鋼帯  
G 3322 2008 塗装溶融55%アルミニウム―亜鉛合金めっき鋼板及び鋼帯  
G 3443 2004 水輸送用塗覆装鋼管  
G 3443-1 2007 水輸送用塗覆装鋼管―第1部:直管  
G 3443-2 2007 水輸送用塗覆装鋼管―第2部:異形管  
G 3443-3 2007 水輸送用塗覆装鋼管―第3部:外面プラスチック被覆  
G 3443-4 2007 水輸送用塗覆装鋼管―第4部:内面エポキシ樹脂塗装  
G 3451 1987 水輸送用塗覆装鋼管の異形管 G3443-2:2007 と入れ替え
G 3537 1994 亜鉛めっき鋼より線  
G 3542 1993 着色塗装亜鉛めっき鉄線  
G 3543 2005 合成樹脂被覆鉄線  
G 3544 1993 溶融アルミニウムめっき鉄線及び鋼線  
G 3547 1993 亜鉛めっき鉄線  
G 3548 1994 亜鉛めっき鋼線  
G 7121 2000 冷間圧延電気めっきぶりき  
G 7122 2000 冷間圧延電解クロム/クロム酸化物めっき鋼板  
G 7123 2000 ぶりき又は電解クロム/クロム酸化物めっき鋼板製造用冷間圧延原板コイル  
G 7124 2000 一般及び絞り用連続溶融アルミニウム/シリコンめっき冷間圧延炭素鋼鋼板  
G 7302 2000 鉄線及び鋼線用亜鉛めっき  
G 7303 2000 2000  
K 5554 2002 フェノール樹脂系雲母状酸化鉄塗料  
K 5555 2002 エポキシ樹脂雲母状酸化鉄塗料  

 

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