Total Materiaニュースレタ―(2025年9月版)
Total Materia
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Total Materiaニュースレタ―(2025年9月版)

Where Material Information Meets Design, Innovation and Sustainability

今月のハイライト

今月は、金属・ポリマー・積層造形(AM)・コンプライアンスデータに関する最新アップデートをお知らせします。特集記事では、溶接プロセスや残留応力に関する内容をお届け。さらに、Total Materia Predictor が機械学習を活用し、どのように迅速かつデータに基づいた材料特性の予測を行っているかをご紹介します。またコヴェントリーとリヨンで開催予定のイベント情報もお見逃しなく。Gestamp社 がHorizon を活用し、材料分析の効率化と業務改善にどのように役立てているかもご紹介します。

データ開発

私たちは、お客様が広範囲かつ最新の材料情報にアクセスできるよう、Total Materia プラットフォームを常に改良・強化しています。
9月に新たに更新されたデータは次のとおりです。
カテゴリー 主要なアップデート
金属 - 規格更新 EN, GB, IS, ISO, JIS, SAE
金属 - 製造業者更新 Waukesha Foundry Co., Inc., North American Stainless, NIDAK CORPORATION, SSAB
積層造形 - 製造業者新規 Formlabs, Lithoz, Oerlikon, Lobotics
接合 - 規格更新 EN ISO 14343, ISO 14343, IS 5856
接合 - 製造業者更新 Oerlikon Metco, Deloro, Kobelco
ポリマ - 規格新規 ISO 19069-1, ISO 19069-2, SAE AMS 3684
ポリマ - 規格更新 ASTM D6779
ポリマ - 製造業者新規 Evonik Industries AG, Envalior, NUTEC Procal (part of NUTEC Group)
ポリマ - 製造業者更新 Polykemi Group, INEOS Group AG
Green Line - コンプライアンス - 製造業者新規&更新 Reliance
Green Line - 規制更新 REACH, CoRAP, TSCA
製品の最新情報

Predictor: 材料特性における先進的なAI活用

特定の温度条件や特殊な合金の材料特性において信頼できるデータを見つけるのは、大きな課題となることがあります。Predictor は機械学習を活用し、30万種以上の材料について20以上の特性を予測します。成分や熱処理の変更が特性に与える影響を、エンジニアが容易に検討できるようにします。 定義したパラメータに基づく迅速でデータドリブンな予測により、開発初期段階での物理試験を減らすことが可能です。数秒で結果を生成し、より迅速かつ的確な意思決定をサポートします。 詳細は、製品紹介ビデオでご覧いただけます。
注目のイベント
MTC-Coventry
材料イノベーションセミナー(コヴェントリー)、10月28日開催

最新の材料データが、どのようにイノベーションを加速し、コンプライアンス対応の強化に貢献するかをご紹介する1日イベントを、英国コヴェントリーの Manufacturing Technology Centre (MTC) にて開催します。参加者の皆さまには、材料ライフサイクル管理に関する実践的なノウハウ、実際のケーススタディ、そして業界エキスパートとの直接交流を通じて、製品開発やサステナビリティ推進の最適化について探る機会を提供いたします。この無料イベントは、エンジニア、品質管理担当者、そして意思決定者の方々に最適です。信頼できる材料データを活用し、よりスマート・迅速・持続可能な開発を実現したい方は、ぜひご参加ください。

ぜひご登録のうえ、ご参加ください。

Carnot-Lyon
Les Rendez-vous Carnot (リヨン)に出展、10月15-16日開催

Total Materia は、研究機関と産業イノベーターをつなぐ主要イベント Les Rendez-vous Carnot (リヨン・コンベンションセンター)に出展します。A01ブース にぜひお立ち寄りください。10月15日 11:00 からのプレゼンテーションでは、Total Materia が R&D チームの材料選定を、迅速で信頼性の高く持続可能といった観点から、どのようにサポートしているかをご紹介します。当日はエキスパートとの直接対話も可能です。材料に関する課題解決のヒントを、ぜひご自身の目で体験してください。

ぜひご登録のうえ、ご参加ください。

今月の記事
  • 溶接プロセス
    本記事では、American Welding Society (AWS) に基づく標準化された溶接プロセスを詳しく解説します。アーク溶接、ろう付け、酸素燃料ガス溶接、抵抗溶接、固相溶接、はんだ付け、特殊な溶接方法などの技術について、原理・用途・技術文書での記号表記を含めて紹介します。

  • 溶接残留応力
    溶接接合部に生じる残留応力は、性能や構造の安全性に大きな影響を与える可能性があります。本記事では、主な残留応力の発生要因である冷却収縮、表面冷却差、相変態を解説し、X線・中性子回折などの測定手法を紹介します。実験結果からは、ピーク応力が材料の降伏限界を超えることも多く、産業用溶接において応力管理と精密なモデリングが重要であることがわかります。
すべての記事(英語)はこちらでご覧いただけます
顧客ストーリー:Gestamp
自動車部品製造のグローバルリーダーである Gestamp社は、幅広い材料の管理・分析に課題を抱えていました。手作業によるプロセスでは意思決定が遅れ、材料比較が複雑になり、最新の公差データへのアクセスも制限されていました。そこで Total Materia Horizon を導入することで、材料分析の効率化を実現。エンジニアや品質技術者は、材料の迅速な比較、代替材料の特定、信頼性の高いデータへのアクセスが容易になりました。これにより業務効率の向上、部品品質の改善、そして生産スピードの加速が可能になっています。
詳細(英語)はこちらをご覧ください。
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