Total Materiaニュースレタ―(2025年8月版)
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Total Materiaニュースレタ―(2025年8月版)

Where Material Information Meets Design, Innovation and Sustainability

今月のハイライト

今月は、Horizon の Extended Range における機能強化と、Green Line のコンプライアンス対応の拡充をご紹介します。これにより材料管理の信頼性、精度、柔軟性がさらに向上しました。また、金属、積層造形(AM)、ポリマー、規制データに関する最新アップデートもお届けします。さらに、10月にコヴェントリーで開催されるイベントへのご案内と、研究・教育の発展に Total Materia を活用する AGH大学の先進的な取り組みも紹介いたします。

データ開発

私たちは、お客様が広範囲かつ最新の材料情報にアクセスできるよう、Total Materia プラットフォームを常に改良・強化しています。
8月に新たに更新されたデータは次のとおりです。
カテゴリー 主要なアップデート
金属 - 規格更新 API, ASD-STAN, ASTM, GOST, ISO, MPIF, SAE, VdTÜV
金属 - 製造業者更新 Luxfer MEL Technologies; Nidak Corporation
積層造形 - 製造業者新規 3D Systems Corporation, Balena, Carbon3D Inc. CA, Formlabs Inc., MacLean-Fogg Company, Magforms Technology Co. Ltd, Pro3dure medical GmbH, Recreus Industries S.L., Spectroplast AG, Stratasys, PolySpectra Inc., Vista Materials Inc.
積層造形 - 製造業者更新 Lumas Polymers (formerly Jabil)
ポリマ - 製造業者新規 INEOS Group AG, Baystar – Bayport Polymers LLC, Bamberger Polymers Inc., Shell Polymers, Syensqo, Hexcel, Envalior
ポリマ - 製造業者更新 INEOS Group AG; Toray Industries Inc.
Green Line - コンプライアンス - 製造業者新規 BioLogiQ; Beologic; SCG Chemicals; ELIX Polymers S.L.
Green Line - コンプライアンス - 製造業者更新 ELIX Polymers S.L.
Green Line - 規制更新 AICS, REACH, CoRAP, BPR, KECI, Japanese regulations (CSCL, ENCS, ISHL, PACSs, PRTR)
Green Line - 製造業者SVHC宣言更新 3D Systems; Chi Mei Corporation; Epoxy Technology
製品の最新情報

Horizon:Extended Range

• Horizon の Extended Range モジュールからエクスポートされる応力-ひずみデータは、小数点以下 2 桁に丸められるようになり、外部ソルバーでより滑らかな曲線が利用可能になりました。
• この改善により、ユーザーから報告されていた不規則性が解消され、より信頼性の高いシミュレーションと、エンジニアリング業務におけるクリーンな結果が得られます。


Green Line:コンプライアンス対応の強化

• 航空宇宙分野で広く適用されている NAS 411-1 規制が、Green Line のコンプライアンスツールでサポートを開始しました。
• ユーザーは、更新された PFAS 物質リストを評価に含めるかどうかを選択できるため、進化する業界要件に対応しつつ、より柔軟な運用が可能になります。
• このアップデートにより、組織はコンプライアンスリスクを低減し、規制の変化に適応し、複雑なサプライチェーン全体での材料選定における信頼性を確保できます。

注目イベント
MTC-Coventry
10月にコヴェントリーで会いましょう!

イギリス・コヴェントリーの Manufacturing Technology Centre (MTC) にて、イベント「Material Information as a Catalyst for Innovation, Sustainability, and Compliance」が開催されます。
本イベントは参加無料の1日限定イベントで、マテリアル・ライフサイクル・マネジメント(MLM)や材料データが、どのようにイノベーションを加速し、持続可能性を推進し、コンプライアンス順守に役立っているのかを探ります。また業界をリードする専門家による講演、ワークショップ、事例紹介を通じて、貴重な知見を得ることができます。

ぜひご登録のうえ、ご参加ください。

今月の記事
  • 冷間工具鋼
    冷間工具鋼は、高炭素に加えクロム、モリブデン、タングステンといった合金元素を組み合わせることで、優れた焼入性、耐摩耗性、寸法安定性を発揮します。約200℃までの条件下で効果的に使用でき、金型、ゲージ、成形工具、モールドなど、靭性と変形抵抗が重要とされる用途で広く利用されています。本記事では、その分類、成分、産業用途について解説し、現代の生産要件に適した合金バランスの設計がどのように行われているかを紹介します。

  • 熱間工具鋼
    熱間工具鋼は、極端な高温や熱サイクル下で性能を発揮するよう設計されており、ダイカスト、押出し、鍛造などのプロセスに不可欠です。硬さを保持し、熱衝撃に耐え、摩耗に強いという特性により、過酷な条件下でも高い耐久性を実現します。クロム系、タングステン系、モリブデン系に分類され、それぞれの独自の成分、性能要件、および現代の製造ツールを形作る上での重要な役割について、本記事で詳しく解説します。
すべての記事(英語)はこちらでご覧いただけます
顧客ストーリー:AGH科学技術大学
ポーランドにおける工学・材料研究の先進的な拠点である AGH科学技術大学 は、Total Materia Horizon を導入したことで、より迅速な検証、正確な特性分析、標準規格の容易な比較が可能となりました。これにより研究効率の向上、教育内容の充実、そして学生が実務に直結するスキルを身につけることに貢献しています。
詳細(英語)はこちらをご覧ください。
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